@phdthesis{oai:osaka-dent.repo.nii.ac.jp:00000067, author = {安岡, 大志 and Yasuoka, Hiroshi}, month = {2016-08-01, 2016-08-01}, note = {Streptococcus constellatusはS.anginosus,S.intermediusとともにanginosus groupに属するレンサ球菌で,ヒト口腔に常在し,慢性歯周炎,口腔膿瘍から分離されるだけでなく,日和見感染症の原因菌として敗血症や心内膜炎病巣からも検出され,脳膿瘍,肺化膿症,膿胸,腹腔内膿瘍など,全身の化膿性疾患と深く関わっていることが報告されている.口腔の慢性感染症から分離される細菌には,菌体周囲に菌体外マトリックスを産生してバイオフィルムを形成する株が存在する.我々はこれまでに,難治性の根尖性歯周炎病巣から分離したBacillus subtilis,Rothia mucilaginosa,骨膜下腫瘍から分離したS.constellatusなど,多くの菌種にバイオフィルムを形成する菌株が存在し,これらが産生する菌体外マトリックスが,病巣での細菌残存因子になっていることを報告してきた.本研究では病巣に残存し,予後を不良にする細菌のバイオフィルム形成関連遺伝子を明らかにすることを目的にバイオフィルムを形成することが知られているS.constellatus H39株のゲノムをsequencingした.H39株のゲノムDNAを通法に従い抽出し,GS Junior Systemを用いてパイロシークエンシングした.その結果,十分な冗長度のもとにゲノムDNAの配列が得られた.得られた配列データをアセンブルし,コンテイグを構築した,コンティグ内の塩基配列からタンパクコード領域を予測し,データベース上で相同性の高い配列を検索した.その結果,H39株のゲノム上には約2,000の遺伝子がアノテーションされ,菌体外多糖合成と輸送に関与する遺伝子,バイオフィルム形成の調節に関与すると考えられているストレス応答系の遺伝子などと相同性の高い領域が存在した.これらの遺伝子は,S.constellatus H39株のバイオフィルム形成に重要な役割を果たすと考えられる.}, school = {大阪歯科大学}, title = {バイオフィルム形成Streptococcus constellatusのゲノム解析}, year = {} }