@phdthesis{oai:osaka-dent.repo.nii.ac.jp:00000071, author = {松田, 哲史 and Matsuda, Yoshifumi}, month = {2016-08-01, 2016-08-01}, note = {抗てんかん薬として知られるフェニトイン系薬剤服用に伴う副作用としてさまざまなものが挙げられるが、口腔内において大きな問題を起こしうるものとして薬物誘発性歯肉増殖症がある。歯肉増殖自体は、炎症など、他の徴候を伴わない組織の増殖と定義されているが、形態的な問題により歯周病や齲蝕の原因因子となりうるため、現在までさまざまな方面からの研究が行われてきた。しかし、増殖歯肉における末梢神経の形態変化に注目した研究は、ほとんどなされていない。本研究では、フェニトイン長期服用中で重度の歯肉増殖がみられる患者より治療的に切除した歯肉に対してPGP9.5、NFP、S-100タンパクに対する抗体を用いて免疫組織学的な検索を行い、正常歯肉との比較を行った。その結果、正常歯肉で観察できる上皮近傍のPGP9.5陽性あるいはNFP陽性の末梢神経線維は増殖歯肉においては上皮下の固有層深層で観察されたのみであり、フェニトイン誘発性増殖歯肉においてはなんらかの感覚的変化が起きていると考えられる。また、免疫に関与するS-100陽性の樹状細胞の形態および分布にも変化が認められた。上皮表層における末梢神経の形態的な変化と樹状細胞の分布の変化は増殖歯肉の衛生状態になんらかの影響を与えていると考えられる。(著者抄録)}, school = {大阪歯科大学}, title = {フェニトイン誘発性歯肉増殖症における末梢神経形態の変化}, year = {}, yomi = {マツダ, ヨシフミ} }